金 華 山 散 策
広大な濃尾平野の北端井之口(岐阜市)市街地に屹立する金華山は岐阜市のシンボルで
標高329m、山全体が照葉樹(ツブラジイ、アラカシ)の極相林の天然林で覆われています。
山頂から晴れた日には遠く尾張(名古屋)から伊勢湾まで展望できます。
休日には家族連れや中高年の登山者で賑わいます。 また天候ににかかわらず早朝より
登る高齢者が、山頂で朝食を共にしてふれあいを楽しんでいるのをよく見かけます。
登山道
瞑想の小径 東道登山道
眼下に広がる長良川の眺めが素晴らしい 断崖にそびえる岐阜城が雄壮です
遠方には鷺山城跡も見える
百曲登山道 七曲登山道
岩場が多く中級者向けですがもっとも自然に 戦国時代の公道で武将往来していました。
恵まれた山道です。 初心者向けの登山道で高齢者も楽に登れます。
その他に最も険しい「馬の背登山道」などがありますがお勧めは「七曲登山道」より登るコースです。 途中で野生の
リスや小鳥に出会う事もあります。中ほどより階段が多くなりますが、すぐ近くを自然の山道が沿う様に通じ、野鳥の
さえずりを聞きながらゆっくり登れ家族向きです。
頂上では天守閣に上がって眺望を楽しんで下さい。御嶽山や伊吹山、白山連峰などがくっきり望めます。
羽柴秀吉が岐阜城を攻略したときは守りが手薄だった「東道登山道」より夜陰に乗じ一気に攻め落としました。
下山道は瞑想の小径がよいでしょう。最初は岩場など多少難所もありますが、目前に開ける長良川の清流が登山の
疲れを癒してくれます。
ゆっくり歩けば巨大な老樹かれ出る森林エキスが心身とも日頃のストレスから解放してくれるでしょう。
ロープウエイ リス村
眼下には原生林と岐阜の市街地が広がります 愛らしいリスが餌をねだりして子どもたりに大人気です
松風橋 チャート
山頂の天守閣に通じる朱色の橋 金華山は大昔は海でしたので、チャートとよばれる
岩石でできています
羽柴秀吉「ひょうたん」の発祥の地 岐阜城 本丸井戸
金華山の花樹
がまつか もちつつじ
沈丁花 一ッ葉
あせび あべまき
八重山吹 こばのとりねこ
* 樹木などの名称に誤りがあればご容赦下さい。